芦田ポートリーのお隣さんは、「宮垣農産」という、主にお米と人参を栽培している飼育員の尊敬する農家さんです。
宮垣農産facebook⇒こちら
宮垣農産について書かれた「丹の里」記事⇒こちら
甲子園球場20個分という広大な敷地の田んぼを管理し、有機農業に挑戦している宮垣さんは、うちの平飼い鶏舎の鶏達にとっても無くてはならない存在です。
まずはもみがら。
平飼い鶏舎の床にたくさん敷かれたもみ殻は、宮垣さんのところのものです。
量にして、1部屋につき大きな米袋40袋分程度。
鶏たちが気持ちの良い環境で過ごすことが出来るのも、この大量のもみ殻を分けてもらえるから。気持ちよさそうです。
そして今の時期にいただけるのは、甲子園半分という敷地で栽培している無農薬の人参の葉っぱと、商品にならない割れたり、形の悪い人参。
でもこの人参、甘くなると糖度10度以上(普通の人参で5度~7度程度)にもなるという人参で、美味しくて飼育員の大好物!こんなスゴイ人参がエサに出来るって有難くて贅沢なことです。
大量に持ってきていただいた葉っぱや人参は、どれも食べやすいように細かく切って、毎朝鶏たちにたっぷりと与えています。
遺伝子組み換えでない飼料と、宮垣さんをはじめ、地元の良い野菜をたくさん食べて出された鶏糞は、もみ殻と一緒になり、床にはコーヒー粕やぼかし、EM菌、腐葉土なども入れられて、約1年半の間鶏の足でかき回されながら分解され、良質な鶏糞堆肥をつくるための土壌となっていきます。
鶏舎は今年の春に完成したばかりなので、鶏舎から最初の土壌が出されるのはまだまだ先の話ですが…。これをいつか使っていただくことが出来たらいいなぁと考えます。
より良い循環型農業を目指して話し合い、出来ることを考えていく作業は、楽しくもあり、いろいろと考えさせられることも多いです。
飼育員もまだまだ勉強しなければならないことがてんこ盛り!
とりあえず、いつか使ってもらえることを考えると、鶏達の床作りがますます好きになる飼育員なのでした。
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