親鶏を使って料理教室

社長の右手にブロイラー、左手がうちの親鶏
社長の右手にブロイラー、左手がうちの親鶏
神戸新聞に紹介していただきました。
神戸新聞に紹介していただきました。

 

8月20日(日)

生活協同組合 兵庫いきいきコープさん主催の会員親子30名が参加した料理教室「芦田さんたちとおいしく学ぼう『にわとり&たまご』のこと」に行ってきました。

料理教室なので、絞めることは出来ないけど、丸ごとの鶏を捌いて、構造を理解するところからやってみよう。

ということで、こちらから用意したのは、芦田ポートリーで大切に育てた親鶏と仕入れたブロイラーの肉。

まず初めに、2つの大きさを見比べた後、社長が親鶏を捌きます。モモ、ムネ、首を外していき、内臓へ。

頭も残っているので、餌がどのように通っていっているのかも非常に良くわかり、砂ずりを開けると、そこにはまだ消化途中の餌もありました。

一通り捌き終わった後、6つのテーブルに分かれてそれぞれ1羽ずつ解体作業に入ります。3歳の子供から小学生まで。多くの子供達が参加してくれましたが、初めての解体作業にもかかわらず、皆さん夢中になって取り組んで下さっていました。

「お母さん、皮切ってないよ」

「次は首を切るんじゃないの??」

「僕がやりたい!!」

あちこちで子供達の声も飛び交います。

各部位に分けたら、再度社長がブロイラーの肉を解体。

1羽1.8kg程度の親鶏と違い、ブロイラーは3kgほどの重さ。

モモ肉もムネ肉も内臓も。

今自分たちが捌いた肉との大きさが違うことに改めて驚かれます。

それぞれのムネ肉の味や固さを食べ比べて、捌いた肉は圧力鍋でポトフとモツ煮に料理。

短い時間でどうなるかと思いましたが、会員さん親子の手際の良さと、いきいきコープさんの協力の下で無事に終わることが出来ました。

今朝の神戸新聞でも早速掲載いただきました。

昨日は8月20日。

記事にもありますが、3年前の8月17日に、丹波豪雨で鶏舎を失いました。そこから1棟を再建。事業を継続し、前を向いて進んで行けているのも、多くの人たちの協力があったこそだと感謝の日々です。

「この恩返しはせなあかんなぁ」

いつか子供達に、たまごの生産を通じて食べることの大切さを伝えていきたいという長年の想いを胸に、芦田昭也社長が口癖のように繰り返していたちょうど3年目となる今年、いきいきコープさんからこの企画の提案をいただきました。

私たちも初めてとなる、解体しながらの料理教室。

「すごく楽しかったです!」

帰りに挨拶してくださった皆さんの笑顔を見て、「こういうことを続けて行こう!」と決意しました。

参加者の皆さん、いきいきコープのスタッフの皆さん、ありがとうございました。